会社の人達を見てるとまだまだ子育て中で、忙しそう。
私もそうだった。子供が小さな頃のことを思い出したので書いてみよう。
いつもあたふたと、職場から保育所へ迎えに行っていた。うちの子は保育所が大好きで、他の子がまだ残っていると、逃げ回って帰ろうとしなかったのだけど、、、それ以外にも。駄々をこねて私を操縦（？？）するのが上手かった。
保育所の門を出ると、右へ行くと家、左へ行くと京阪電車が見える場所があったんです。当時の京阪電車は、緑色の準急と各駅停車。紺色で男前の中之島線の電車はまだなかった。そして、黄色と赤の特急列車！！！ カッコいいね～、といつも見ていたんだよね。
で、保育所の門を出るときに、右へ行こうとすると「いや、いや・・・」と言って駄々をこねるわけです。そこで、しゃあないなあ、買い物もあるし、と左へ。
電車の見える場所に自転車を止めて、電車が来るのを待つわけです。
緑、緑、、、特急電車！！の場合は満足してそれで帰れるのですが、最初に特急列車が来ると。
こちらは「やった、今日はすぐに帰れる・・・」と思うでしょう？？ ところが、「いやん、いやん・・・」が始まって。結局、次の特急が来るまでまるまる１５分、、、。
会社帰りの人がたまに通りかかって、「グリンさんなにしてんの～？？」てね。
「・・・電車見てるんです～。笑笑」
「寒いのに大変だね～」
そんな会話をしたっけなぁ～。
なんだかんだで良き思い出です。
今は忙しい若いお母さんも、今の忙しさが思い出に変わる日が来るヨ。
でも今思うと、あれは親としての私を試していたのだろうか？と思うことがある。あんな小さな、１歳くらいの頃でしたが、何が何でも電車を見るんだ、というゴネ方ではないんですね。お母さんが、自分の欲求を聞いてくれるかどうか？お母さんと僕だけの独占タイムを一緒に楽しんでくれるのか？
私の反応を楽しんでいたでしょう？？ 多分今聞いてもなにそれ？で終わるんでしょうね。
