キネマの神様のこと
キネマの神様で志村けん→沢田研二主役になり、だめだめ親父を演じたジュリーですが、実際のところ、ジュリーってダメダメ親父とか、好きですよねぇ。
きっと、何かが足りない市井の人々が、もがいて、苦労して、でもうまくいかへん、そんなどうしようもない人間が好きなんじゃないかなあ、と妄想するわけです。はい。
山田洋二監督は、キネマを引き受けてくれたことを、「ずいぶん悩んだと思うけど、思い切って引き受けてくれた・・・」(映画完成試写会より)とあるけど、実際はジュリーはライブのMCで、「代役に自分の名前があがっているのを知り、これはひょっとしたら、、、と思った。」的なことを言っていたと記憶している。多分、もしオファーがあったらどうするか?を考えていたのではないだろうか。(←妄想です)
コンサートでジュリーがぼやいていた。「セリフが凄く長く書き換えられて、、、〇〇のシーンなんかも、そうや。」←孫の部屋でいっぱい語るシーン。
「初めは志村さん用に書かれた脚本みて、(セリフも多くないし)これならって引き受けたのに、どんどん増えて・・・。」😅😅😅
山田監督的には、沢田ゴウちゃんなら・・・とこれまたいろいろ思いを巡らせて、脚本を書き換えたくなるし、大変だっただろうな、と思います。
ところでダメダメ親父のジュリーが見たい人、出てきたんちゃう??
「幸福のスイッチ」
のだめカンタービレ の上野樹里ちゃんのお父さん役ですよ。電気屋の親父やってます。
「カタクリ家の幸福」
松坂慶子さんと夫婦役やでっ! デュエットまでしてるし。しかもこのDVD、清志郎(RCサクセションの忌野清志郎さん)や、武田真治さん(めっちゃ若い!ピッチピチで元気~)も出てるんやで。
「大阪物語」
池脇千鶴さん主演。この主人公の両親役がジュリーと田中裕子さん!! まさかの夫婦共演。なんと、夫婦漫才が聞けまっせ〜笑笑 浮気もんの漫才師で色男です。必見。
「最悪」
奥田英朗さんの小説を映画化したもの。いまDVDを見たらものすごい値段になっててびっくりしたわ。町工場の親父をジュリーが演じてます。品切れでリンクできないので、文庫本のほうでご紹介します。