平日昼間に出歩くようになって、お年寄りの多さに驚いてしまうのだが、会社へ向かう途中でお年寄りを助けるというのが立て続けにあり、びっくりした。
ひとつは、電車のホームで杖を使ってよちよち移動していた男性が、バランスを崩してヨロヨロと尻餅をついてしまった。尻餅と言うより、背中までゴロンと。
あらら!と、駆け寄って起こしたのが一件。バランスを崩すと持ち直すことができなくなるんですね。足腰だけでなく、腹筋もないのだと思います。よくあるようで、心配している私を制して、だいじょぶ、だいじょぶ、とひとりで椅子に座りに行かれた。
ほっ。
そのあと電車に乗って、降りる駅で階段を下っていると、後ろからドサササッ!と人が落ちてくる音が。
振り返ると、おばあちゃんが階段から滑り落ちてきた。
うわー、これはまずい!意識あるかな、頭打ったのでは?と駆け寄って声を掛けた。幸い、少し擦り剥いた程度で、手足共に異常はなかったようです。意識もしっかりしていたし、骨折も免れたようだ。でも、後になってお尻やら色々と青タンが出るんじゃないかと。
入院しているご主人のことを考えてて足を踏み外してしまった、、、と仰っていた。他の人が駅員さんを呼んできてくれたときには何とか立ち上がっておられたが、、、。
1日に2回も、しかも立て続けでこんなこと、あるんですね。いや、日常的にあると考えた方がよいのでしょうね。
日中に街なかを歩いていると、本当に手押し車を押していたり、杖をついていたりする方が多いのです。
自分も体力の衰えは激しく感じるけど、自分の15年、20年後を見ているようでした。