定年後の働き方(メーカーのお仕事)
ずっと現場一筋、職人ではないが、工程管理やISO、品質管理業務で、大きな工事の立ち合いや折衝、工場指導などをずっとやってきたSさんの話。
主力工場の品質責任者として1回目の定年を迎えたあと、本社で品質統括担当として定年延長。ここで65歳まで行くつもりだったそうだが、その後も延長で残って欲しいと声がかかり、悩んだそう。
仕事があるのは嬉しい限り。老後の長さを考えると働けるところまで働きたい。年収も減ったとはいえ、20代後半の息子くらいは貰える。
しかしこの本社というのが各部署からの天下りの集まりだたそうで。
銀行から来たままずっと本社にいるおじさん、部長まで行ったのち、そのまま本社で余生(!?)を過ごしてる人。
俺の場合はさしづめ、成り手がない仕事、つまり、引き受け手がないから居ってくれへんか?というところだろう、という。
流石に65歳を過ぎたらそこで終わりの人が多い中で、ありがたい話だとは思う。
なんでも、本社の雰囲気が嫌だそう。
毎日何してるか知らんけど、人の仕事に代案もなく口を挟んでくる、面倒な仕事は人に振る。自分に責任が来ないように立ち回る。逃げるのがめっちゃうまい。
ストレスがたまって、工場に返して〜、そうでなければもう辞める〜、とダメ元で言ってみたんだって。
そしたら話が通っちゃったそうで、これからも頑張って仕事するそうです。
良かったですね。
この話、私はすんごくよく分かる。
私もずっとメーカーで来たから、工場が好きだな〜。製品が出来る工程そのものが楽しい。たくさんの人達がわちゃわちゃ言いながら製品作りに関わっていくのが面白い。
話を聞いてて思った。私も今のとこは辞めるけど、何か組み立てたり、検査したり、物作りしてるところの片隅で働きたいなぁ。
シニアのおばちゃん、採用してくれるところ、ないものかしらね。
↓ その後